ASMRがYouTubeで収益化停止になりやすい理由をまとめてみた

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先月からたくさんのASMRtistのツイッターをフォローするようになって、一部のASMRtistがYouTubeの収益化停止という措置を受けて心を痛めているということを知りました。

ASMRtistに限らず動画クリエイター自らが収益についてあまり言及し過ぎると、「結局お金儲けのためにやっているのか?」という批判を受けてしまう可能性もあるので、あまり公には言えないということもあると思います。

そこで、私はASMRtistを支えるファンとして、ASMRtistのモチベーションを下げるこの問題について、私なりに考えをまとめてみることにしました。

この記事を読めば、どんなASMR動画が収益化停止の原因になるのかある程度わかると思います。

記事の信頼性

私は2014年頃からASMRにハマっています。毎晩YouTubeでASMR動画を漁りまくっていたら、勝手に詳しくなってしまいました。

今までに少なくとも2,000本以上のASMR動画を観てきましたので、わりと信頼性は担保できていると思います。

読者さんへ前置きメッセージ

この記事は少しでも多くのASMRtistが理不尽な思いをしないようになって欲しいという気持ちで書いています。
とは言え、私はチャンネル運営をしたことはなく視聴専門なので、ASMRtistの気持ちを100%理解してあげられる存在ではないということも予めご了承いただければとおもいます。

  収益が目的のひとつであるということ

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私は、動画投稿を続ける主な目的が「収益」だとしても、ASMRtistはまったく引け目に感じることはないと思っています。(ただし、視聴者にとって有益な動画というのが前提)

ですが、世の中に無料プラットフォームや無料コンテンツがあふれかえってしまったために、無料で提供されているのが当たり前になってしまい、お金が絡むと拒否反応を示す人が多いのが現状です。収益化が停止されても「趣味でやっているのだから、別に構わないだろう」などと嫌味を言う人もいますが、私はこういった意見はもはや時代錯誤だと思っています。

なぜなら、YouTubeへ動画を長い期間に渡って投稿するという行為は、仕事としてやっているのでない限り容易ではないと思うからです。

ASMRtistのモチベーションを下げる要素は数えきれないほどあります。

  • 仕事が忙しい
  • プライベートで嫌なことがあった
  • 体調が悪い
  • コメント欄で傷ついた
  • ライバルと生まれ持ったセンスの違いを感じた
  • ライバルの動画の再生回数や登録者数が自分より伸びていた
  • 結局は容姿が優れている人が勝ちなの?みたいな理不尽さを感じた
  • 撮影機材、環境など、経済的な格差を感じた

ASMRが純粋に好きという気持ちだけではモチベーションを高く保つのはとても難しいというのは容易に想像できます。

ケンタ

ASMRtistも大変なんだな…

また、視聴回数やチャンネル登録者数を増やしていくには、視聴者のリクエストに答えたり、趣向を変えたり、バリエーションを増やしたり、より喜ばれるコンテンツ制作のためにさまざまな努力も必要になってきます。

そんな状況でASMRtistのモチベーションを支えているのが収益だったとしても不思議ではないし、むしろそれが当たり前だと私は思っています。当たり前だと思うからこそ、収益化を停止されるような理不尽な扱いを受けるASMRtistがひとりでも減ったら良いと思います。

  ASMRは黎明期から過渡期へ

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ASMRtistやリラクゼーション系チャンネルの運営者の中には、「すでにASMRはレッドオーシャンになった」という人も出てきました。実は私もそれに近い感覚を持っています。最近は、耳かき動画やLIVE配信のアーカイブが毎日大量に投稿されています。ASMR動画の数が増えると視聴者は分散されるので、視聴回数は伸びなくなっていきます。ですから、すでに収益化できているチャンネルでも今後の運営はとても厳しいものになっていくことが予想できます。企業(タレント事務所)の支援を受けたASMRtistやVTuberも台頭してきました。

ケンタ

確かに最近増えたね…

ASMR倶楽部を運営するまでは「ASMRはまだ黎明期くらいかな?」程度に思っていましたが、いろいろと調べていくうちに「ASMRはすでに過渡期に差し掛かっている」という感覚が強くなってきました。でもこれは仕方のないことで、どんなに人気絶頂のアイドルでも3年もすれば変化を求められるように、これからはYouTubeのガイドラインを守りつつ、いかに視聴者のニーズに答えるかが安定した収益を得るためのカギになっていくと思います。つまり単に音を出す動画ではなく、一つ一つのコンテンツに対して創意工夫が必要な時期に来たということだと思います。

  収益化が停止される理由

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さて、前置きはこれくらにして本題です。

YouTubeの収益化停止についての様々なサイトの考察やYouTubeコミュニティへのGoogle社員の書き込みなどを参考に、ASMR系チャンネルの収益化が停止される理由を調べたところ、大きく分けて3つあるようです。

  • YouTubeのガイドラインに違反している
  • 独自性が低く、コンテンツとしての価値が低い
  • 広告主にとって使いにくいテーマである

YouTubeのガイドラインに違反している

YouTubeのガイドラインの中で、ASMRに関連しているのは以下の部分と思われます。

繰り返しの多いコンテンツ

教育的または他の価値もない視聴回数を増やすだけが目的の大量生産コンテンツ。以下のようなコンテンツが該当します。
・第三者のコンテンツを合成音声が読み上げたもの、または意味を成さないコンテンツ
チャンネル内の動画に最小限の変更を加えて生成されたコンテンツ
・教育的な価値、解説、ナレーションが加えられておらず、ただ繰り返されるか漫然として意味のないもの
・大量生産されているか、またはプログラムによって生成されたコンテンツ
ナレーション、解説、教育的価値が最小限またはまったくない画像スライドショーやスクロール テキスト

YouTubeはあくまでも動画のプラットフォームなので、動画としての価値で「動き」が重視されるのは仕方がないことです。ASMRはどちらかというと「音声」が重要であるために、これまで「動き」はあまり重視されてきませんでした。ですが、これからは静止画を表示した状態で音声を流すASMRは収益化停止の判断をされる可能性が高くなると思います。また動きがあっても、テロップやナレーションが一切入っていないASMRも同様です。少しでも映像に動きをつける工夫をすることが収益化停止を回避する手段になると思います。

独自性が低く、コンテンツとしての価値が低い

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YouTubeの「コンテンツの品質に関するガイドライン」には「コンテンツは価値が高く、独自性と関連性を有していることが重要。」と書かれています。

良い意味でも悪い意味でも、ASMRは動画のジャンルとして一般的なものになりつつあります。とは言え、ASMRは万人受けするジャンルではありませんので、ASMRに興味がない人にとっては「ただ何かを触ったり食べたりして音を出しているだけの奇妙なビデオ」として価値が低いと判断されてしまう可能性が高いです。

更に、今は同じようなASMRが毎日大量に投稿され続けているわけですから、独自性がないと判断されても仕方ないと言えます。これを回避するためには、とても難しいことですが、どこかで他と違うオリジナリティを出すということが必要になってきます。

広告主にとって使いにくいテーマである

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ASMRは広告主にとって使いにくいテーマであると言われています。
YouTubeの根幹はあくまで広告ビジネスですから、動画がアーティスティックで素晴らしいものであっても、広告主がそれに価値を感じなければ意味がありません。広告主がASMRを不適切だと判断する大きな要因は2つあります。

  • 明らかに性的なASMR(耳舐め・ロールプレイ)
  • 過度に睡眠効果などを謡ったASMR

明らかに性的なASMR(耳舐め・ロールプレイ)

ロールプレイは、ASMRの中でも一番手間と時間がかかるものだと思いますが、広告主の視点からは「性的な表現を含んでいる可能性が高い」と誤解され、価値のないコンテンツと判断されてしまうケースが多いようです。これは一部の人がアダルトコンテンツをASMRと称して投稿していることが原因です。

アダルトやそれを匂わすコンテンツで安易にお金儲けしている人が、プライベートの時間を使って一生懸命ロールプレイを作っている人の邪魔をしている構図が私はどうしても許せない…少々潔癖な考えだと思われる方もいるかもしれませんが、これが私の正直な気持ちです。

ASMRと称するアダルトコンテンツの弊害はこちらの記事にまとめていますので興味のある方はご覧ください。

icatch0036ASMRはアダルトじゃない!ASMRマニアの私がASMRtistの代弁してみた!

過度に睡眠効果などを謳ったASMR

動画のタイトルも含めて、コンテンツ内で睡眠効果、ヒーリング効果、リラックス効果などを過度に謳ったものは収益化停止の原因になる可能性が十分にありますので、今後注意が必要だと思います。

例えば、睡眠薬のCMで「この薬を飲めばどんな人でも必ず眠れます。」と言っていたらどうでしょう?

ケンタ

それは完全にアウトでしょ!

これと同様に、「絶対眠れる」「頭痛・生理痛が治まる」などの表現は、今後はYouTubeでも厳しく規制されていくと思うので注意した方が良いと思います。

  まとめ

いかがでしたか?

今後、収益化を維持する、もしくは収益化を目指すには、以上のことを踏まえてコンテンツを制作する必要があると思います。 また、ファンクラブ設立やグッズ販売など、収益を得る手段を別にいくつか作っておくというのも考えておくと良いかも知れません。

最後に、TwitterでASMR関連の最新情報のお届けしていますので、もしよければフォローしてくれると嬉しいです。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。