けんたASMR動画のタイトルに「バイノーラル」って書いてるのをよく見るけど、あれってどんな意味があるの?



こんな疑問に答えます!
【ASMR用語】バイノーラル の意味って?!ステレオとの違いを解説する
記事の信頼性
私は2014年頃からASMRにハマっています。毎晩YouTubeでASMR動画を漁りまくっていたら、勝手に詳しくなってしまいました。
今までに少なくとも2,000本以上のASMR動画を観てきましたので、わりと信頼性は担保できていると思います。
わかりやすくするために、できるだけ専門用語を使わずに解説しますので、最後までお付き合いください。
バイノーラル(録音)とは
バイノーラル(binaural)は「両耳の」という意味です。
対になるモノローラル(monaural)は「片耳の」という意味です。録音・再生の話では、一般にモノラルと呼ばれます。
ただし、日常的にいう「モノラル/ステレオ」は音声チャンネル数の話、「バイノーラル」は人の両耳での聴こえ方を再現する話です。似た言葉ですが、比べている軸が少し違います。
そして、バイノーラル録音とは、左右の耳に届く時間差・音量差だけでなく、頭部・耳介・胴体による音の変化も含めて2つの信号として収録する方法です。ヘッドホンやイヤホンで聴くと、音の方向や距離を立体的に感じやすいのが大きな特徴です。



つまりそれってステレオ録音ってことじゃないの?



それがちょっと違うんだな。
大まかには、バイノーラル録音はステレオ録音の一種です。ただし、一般的な左右ステレオよりも「人間の頭の位置でどう聴こえるか」の再現を重視します。
これについては、まず「モノラルとステレオの違い」から順を追って解説しようと思います。
モノラルとステレオの違い
モノラルとステレオの大きな違いは、記録・再生する音声チャンネルが1つか、左右2つかです。
モノラルは、1チャンネルの音声として記録・再生する方式です。1本のマイクで収録する場合だけでなく、複数の音を最終的に1チャンネルへまとめる場合もあります。


モノラル録音の場合、仮に再生する機器にスピーカーが2つあったとしても、左右からは同じ音が再生されます。
音楽や映像では、左右の広がりを表現できるステレオが広く使われるようになりました。
一般的なステレオ録音は、左右2チャンネルで記録・再生します。収音方法は、2本のマイク、1台のステレオマイク、複数マイクからのミックスなどさまざまです。


ステレオ録音では、左右のスピーカーやヘッドホンから異なるチャンネルの音が再生されます。



どうして音楽や動画ではステレオが主流になったの?



左右の違いを使って音の広がりや位置を表現できて、臨場感を出しやすいからだよ。
人間には2つの耳があり、常に左右で別々の音を聴いています。これによって音源の方向を感知することができます。
つまり、ステレオ録音された音は立体的にとらえることができ、まるでその場に居合わせたかのような臨場感を得られるわけです。
ここまでだと、じゃあ「バイノーラル」と「ステレオ」の違いは何?ってことになりますよね。
バイノーラル(録音)とステレオ(録音)の違い
バイノーラルも一般的なステレオも、左右2チャンネルの信号として再生できる点は同じです。
では、何が違うのか・・・
一般的なステレオが主に左右の広がりを作るのに対して、人の頭・耳による方向ごとの音の変化まで収録し、前後・上下を含む立体感の再現を目指すのがバイノーラルです。
人間が音を聴くとき、直接耳に届く音だけでなく、頭部や耳によって複雑に反射した音も同時に感じ取っています。
これをできる限り忠実に再現することで、ステレオ録音より人間が実際に聴いている音に近づけた録音方式をバイノーラル録音というのです。



なるほど!めっちゃわかりやすい!
バイノーラルマイクとは
バイノーラルマイクとは、単純な性能のランクではなく、「人の両耳位置での聴こえ方を収録しやすい構造のマイク」と考えるとわかりやすいです。




代表的なのが、人間の頭部を模した「ダミーヘッドマイク」です。左右の人工耳にマイクを配置し、頭や耳による音の変化を含めて収録します。
業務用の本格的なダミーヘッドは高価なので、個人がASMR収録のためだけに導入するにはハードルがあります。
そこでASMRtistたちに人気が出たのが、「簡易型ダミーヘッドマイク」です。


人工耳と左右の間隔を持たせた簡易型は、フルサイズのダミーヘッドより導入しやすく、耳元で鳴るASMRトリガーの距離感を収録しやすいのが魅力です。
もう一つが「イヤホン型マイク」です。装着者自身の耳の位置で録音でき、持ち運びやすいのがメリットです。







実際に耳につけて録音するとしたら、ダミーヘッドよりも再現性高いんじゃないの?
装着者本人の耳の形を反映できる一方、マイクの装着位置や聴く人の耳の形が違うと、音の方向感に個人差が出ます。ダミーヘッドより必ず上・下というより、用途と取り回しで選ぶのが現実的です。



マイクを左右に設置して録音しているやつはバイノーラル録音じゃないの?
左右にマイクを置いた収録でも、音の移動や広がりは表現できます。
ただ、頭や耳による音の変化を収録する構造がなければ、厳密には一般的なステレオ録音に近いです。ASMR動画では「左右の耳元で立体的に聴ける」という広い意味で、バイノーラルと表記されることもあります。
ただし、この録音方式でもASMRであることには変わりありません。
まとめ
- バイノーラル録音は、人の両耳位置での聴こえ方を2チャンネルで収録する方法
- 一般的なステレオよりも、前後・上下を含む方向感や距離感の再現を重視する
- ダミーヘッド型、簡易型、イヤホン型にはそれぞれ得意な用途がある
- 立体感を確かめるなら、スピーカーよりヘッドホン・イヤホンが向いている
いかがでしたか?
バイノーラルという言葉は、モノラルやステレオほどまだ世の中に浸透していないので、意味を誤解していた人も多いのではないでしょうか。
YouTubeには「バイノーラル」と「ステレオ」の音の違いを比較した動画がたくさん投稿されていますので、気になる方は是非チェックしてみてください。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。


